ケミカルピーリング(ミックスピール)
ケミカルピーリングとは?
AHA(フルーツ酸:グリコール酸、乳酸等)の働きで、健やかな肌を再構築する治療方法です。
ピーリング剤を肌に塗布することで、古い角質を除去し、新陳代謝と肌機能の活性化を促すので、ニキビ、シミ、小じわ、ハリ等の改善が期待できます。
当院ではグリコール酸、乳酸、サリチル酸をミックスし、それぞれの特性を引き出したピーリング剤 ミックスピールによる施術を導入しております。
どのような効果がありますか?
ケミカルピーリングというと、「古い皮膚を剥いで、新しい皮膚を出す=ピールオフ」効果ばかりに注目が集まりますが、ピーリングはその他にも多くの効果を持っています。多くの方が1回の治療で、肌のざらつき、毛穴の黒ずみの改善や、化粧のりの良さを実感されます。
<ケミカルピーリングの主な効果>
- 肌表面のトラブル改善
- 古い角質(くすみ、ごわつき)の除去、毛穴の詰まり解消
- 新陳代謝の促進
- メラニン色素の排出促進、キメが整う
- 肌機能の活性化
- 肌バリア機能(うるおい保持、外部刺激からの防御)の改善、
肌弾力成分(コラーゲン、ヒアルロン酸)の産生促進
- ドラッグデリバリーの補助
- 古い角質が除去されることで、ニキビの薬や、化粧品の有効成分の浸透を高めます
ケミカルピーリングの効果が期待できる疾患
- ○ニキビ
- ニキビができる背景には様々な要因がありますので、治療と共にオイルクレンジングや閉塞性の高いリキッドファンデーションの常用、ストレス、睡眠不足などの生活習慣も合わせて見直すことが大切です。
- ○毛孔性苔癬
- 二の腕に現れることが多く、大きな毛穴に角栓が生じることでザラザラとした肌触りとなる良性の疾患です。ケミカルピーリングを定期的に行うことで、ある程度なめらかな肌状態を維持することも可能です。
- ○炎症後色素沈着
- ケガ、湿疹、ニキビ、火傷など、何かしらの炎症がおこり、その後跡となって残るシミ。程度により、ケミカルピーリングとともに、ビタミンC内服や、美白剤などを併用して治療が行われます。
- ○日光性色素斑
- 長年紫外線を浴び続けたことに起因しているため顔面にできることの多いシミ。大小さまざまな大きさがあり、中年以降のほとんどの人に現れます。日常の紫外線対策が大切です。
治療の流れ
- 症状や皮膚の状態を診察します。
- 洗顔後、脱脂処置を行いピーリング剤を塗布します。塗布時には、軽いピリピリ感を感じます。
- 薬液を中和し洗顔していただき、クーリングします。
- 各種美容成分配合のジェルパックをします。
- ヒアルロン酸配合の保湿クリームにて保湿。その後すぐにメイクしてお帰りいただけます。
注意事項(リスク・副作用)
治療時間 |
20~30分 |
治療頻度 |
2~4週おきの施術を5~10回行うことで効果が持続します。 |
痛み
ダウンタイム |
薬液塗布時に軽いピリピリを感じます。
施術後数時間、治療部位に軽い赤みやヒリヒリ感が残ることがあります。 |
メイク |
治療直後から可能 |
ケミカルピーリングの料金
別途初診料3,300円(税込)、再診料1,100円(税込)がかかります。下記料金は税込表記です。
顔 |
1回 8,800円 |
背中半分 |
1回 12,100円 |
- ケミカルピーリングと同日に、BBL光治療、他のレーザー治療を行うことができます。
その他注意事項
- 施術後は化粧水、乳液などによる十分な保湿と、紫外線の予防を行ってください
- 妊娠中の方、日焼けをしている方、施術部位に外傷、皮膚疾患がある方は施術をお控えいただく場合があります
- まれに、治療部位にうすいかさぶた、色素沈着、一時的なニキビの悪化、水疱形成、赤みやかゆみの持続、ヘルペスの再発、かぶれなどを来たす場合があります。そのような場合には医師の診察を受けてください。
- ほてりや赤みが落ち着くまでは、刺激の強い化粧品、フェイスマッサージ・ホームピーリングは避けてください。